諦め掛けていた桑の実で染めることができそうです。
この前群馬県桐生市の織元が出している日本製の絹のスカーフを取り寄せたので
桑の実で染めてみるつもり。
桑の実を集めて手搾りで絞りました。
最初は半キロより少し少なめの実で搾ってこれくらいの原液が取れました。
二回目は三百グラムくらいの桑の実で
前のと足したら瓶の半分弱の原液ができました。
これはまだ保存してボトルいっぱいにしたいのです。
この搾りかすに水を加えて二番目の液を作りました。
桑の実はポリフェノールいっぱいの健康食品として近年注目されています。
マルベリーという名前でアマゾンや楽天でも売っているほどです。
マルベリーこと桑の実を搾ると搾っても搾っても
色が出てきます。
これは十回目くらいに搾った液ですが、まだまだ濃い赤色が出ています。
こちらは山葡萄をかなり絞り込んだ最終の色ですが、
桑の実の方が若干赤が強いと思います。
左奥は搾りかすに水を加えて作った染め液に最初に入れた絹の紬。
まだ濡れているので濃い色に見えます。
手前はすぐ後に入れた絹の絽の生地です。
薄紫色ですね。
この写真は夕方自然光で撮ったものですが、
一番赤い色が去年染めた赤しそです。
右上がマロウの花染、真ん中が絹の絽、一番下が濡れて濃い赤色に見えた紬です。
色があまり綺麗に見えないのが残念。
上の写真ではかなり赤く見える赤しそ染めのハンカチは
部屋の中だとこんなに紫色に見えます。
光の加減で微妙に色が違って見えるのが絹の面白さですが、
写真に撮るのは難しいです。
手にとってその繊細な色の楽しさを味わっていただきたいものですね。