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自然からの贈り物/草木染め

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カラムシのピンク

雨が降ってきました。

朝起きた時も降っていてその後止んだけどまた降り出したのです。

昨日は一日中ほぼ草刈りと倉庫の掃除に明け暮れました。

その合間に刈り取ったカラムシで染め液を作り

スカーフと絹地一枚、絹の腹巻自分用を染めました。

カラムシはいつ頃からこの辺りに生えているのか思い出せないけど、

ここに住み始めた頃にはなかったと思うのです。

カラムシのピンク_d0365080_12173158.jpg
そしてカラムシはよく育つと2メートル近くにまでなるのですよ。

その茎は乾燥して水に浸け皮を腐らせて繊維だけを取り出し、

精製して糸を紡ぐことができます。

カラムシはまたの名を苧麻といい

苧麻の糸から作った繊維をラミーというようです。

ラミーという布地は知っていましたが、

まさかそれがカラムシから作った繊維だったとは初耳でした。

106.png

そのカラムシは勢いが強くてどこからでも芽を出し、

あっという間に背丈ほども高くなってしまいます。

はっきり云って困り者。

たくさんとったつもりですが、それでも染め液を煮出す葉っぱは少なめだったのでしょうか。



かなり薄い色になってしまいました。

カラムシのピンク_d0365080_12165132.jpg
見た目の方がもう少し淡いピンクですけどね。

思いがけず薄いピンク色の出現に

こんな薄い色も悪くない、と納得しています。

ただ、絞りを入れてあるのでもっと濃い色の方が

絞りの部分がはっきりとして綺麗なのかもしれません。

カラムシのピンク_d0365080_12163539.jpg
こっちのはもっと薄い色です。

おまけに

洗濯竿にかかっていた部分だけが白く抜いたようになってるの。

考えるに、これは竿の上の部分に光が届かなかったのではないでしょうか。

カラムシの色にも

藍染のように空気に反応する成分があるのかもしれませんね。

また、媒染に使った木灰が古いものであまり反応がなく

期待したほど色の変化もなかったのに

乾いていくうちにだんだん色が濃くなってきたような気がするのです。

もう一度カラムシを収穫して二度染にしようかと思ってたけど

雨が降ったので今日はお預け。

その代わり、昨日いちじくが日陰になるという理由で

そばに生えていたクルミの木を切りました。

せっかくだからクルミの葉っぱをちぎってきて

今日はクルミで染めてみることにしました。

友達が置いて云った茶色に染めて欲しいという生地があるので

それを染めてみましょう。

雨降りでも蒸し暑いです。







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by hosinowadye-dye | 2018-07-12 12:39