彼岸の中日ですが雪が降りました。
月曜日から雨降りが続き、昨日も一日中降っていましたが、
雨の中染めの仕事がはかどりました。
今はハンカチーフを染めています。
ヨモギも摘んだし、桜の花芽も煮出してあります。
ハンカチのような小物なら台所でもできますの。
大地に顔を出したばかりのヨモギはまだ白いウブ毛がついています。
それが春の陽を浴びて銀色に光る様を布に移したかったのです。
たくさんの量はとれなかったのでハンカチ四枚ほどが染まっただけ。
それでも思った通りの淡い色が出せました。
とても上品な色です。
お天気が悪くてうまく写真に写りませんでした。
天気が回復したらもう一度撮影しましょう。
桜もね。
せっかく生き延びて花芽をつけたのに無残に切り取ってはかわいそう、と
アバさんがそういうので
少し遠慮しました。
それでも四日間に出したのでしっかり色素が出ています。
染物って植物の色素を布に移すことなんですよ。
ヨモギはハンカチ四枚染めた後はもう色がつきませんでしたが、
桜の染め液はまだ使えます。
ただ、想像した桜色というよりは
オレンジ色に近い色になりました。
もともと白い花が咲く山桜です。
枝の茶色が混ざってオレンジ色っぽくなったのかな。
それでも水彩画のような春の野山の色です。
淡い色は目に優しく心癒される気がしますわ。
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