こんにちは
桜色を染めて見たいと煮汁を準備中のダイダイです。
桜の花芽をつけた枝は三、四日かけて煮出したほうが良いというので
ただいま準備中となっています。
去年の夏、パートナーが骨折したことはこの前に書いたと思いますが、
実は今も骨折部の回復が思わしくなく、
自由に歩けない状態です。
ですからそんな彼のために
私は彼の手足となってあげなくちゃならないのです。
そんな彼が今日は種まきがしたいというので、
必要な道具を用意したり、
ものをあっちに運んだりこっちへ動かしたり、と外で待機してヘルプしています。
その間、目に飛び込んできたのは早春の日差しに光るよもぎの緑でした。
なんて素敵な春の色。
陽を受けると見方によって銀色の輝やきを放ちます。
わー
こんな色を布に移して見たい。
心に淡い春の欲望が芽生えた瞬間でした。
厳しい冬の寒さをじっと耐え忍んで
春の到来とともにいち早く芽を出してたくましく育つ野草たち。
そんな野草の中でも
よもぎの銀色に輝く独特の緑色は異色です。
地味と言えば地味。
でも見方によって現れる淡い緑や銀色の光沢が、
とても上品です。
その力が旺盛な夏のよもぎとは別の色が出せそうな予感がします。
まだ小さいよもぎを染料にするほど採取するのはとても手間がかかりそうです。
夏だったら簡単に量が取れる草木染めも、
早春の色を出そうとしたら材料集めには結構な手間を取られるでしょう。
今日は少しの間若いよもぎを摘んで見てそう思いました。
よもぎ餅にしたければ今頃のよもぎが最適です。
よもぎ餅も美味しいよねー
餅になるとあんなに濃い緑色。
絹に染めたらどんな色になるでしょう。
私も初めての経験です。
今の季節にしか出せない色。
早春の山里の色ですよ。
季節限定品で
ハンカチーフを染める予定です。
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